TALEX 実釣インプレッション
アクションコパーについて

先日TALEXの度入りでイーズグリーンを仕立てたのですが、このレンズ調整が釣りにピタッとマッチしてサングラスをずらさなくても手元が見える。
仕掛け交換でも快適な作業が行えるようになりました。

実釣においてこのイーズグリーンは緑系の海中ではとても良く見え、抜群の安定感を発揮してくれました。

これに気を良くして、その他にも気になっているTALEXからのラインナップのアクションコパーとラスターオレンジについて尋ねたくTALEXプロショップに出掛けて来ました。

ダイワテスターの山元隆氏曰く、コマセのほとんどが赤や茶系であり、このコマセ軌道を目視で追う際に、最適なカラーがアクションコパーかラスターオレンジであると推奨しており、この内容をタレックスプロショップで尋ねてみました。

海況と天候によって見え方が変わるらしく、ラスターオレンジはローライズや曇天に向き、比較的全天候対応のタイプ。

アクションコパーは晴天ではコマセが海中深くまで追えるほどコントラストが際立ち今回の目的のコマセ軌道を追いかける事でしたから断然アクションコパーが良いとのアドバイスでした。

ローライズ用には先日イーズグリーンを仕立て、とても気に入っている訳ですが、ラスターオレンジもローライズに良くオールマイティな全天候対応と言う事がイーズグリーンと重なる部分もあり、それにオールマイティーと言う専門的なそれとは違いしっくりこないのです。

お勧めいただいたアクションコパーで店舗に備え付けの水面を見ると眼が慣れるまでは全てがブラウン系になるのですが、やはりこれで海中を漂うコマセを見たくなるのです。

よってこのレンズで仕立てる事にしました。 
購入するつもりではなかったのですが、やはり現物を着用してしまうと誘惑に負けてしまうのです。

今回はレンズにも一工夫が欲しく、眼が透けて見えにくいミラーコーティングにて度入りで仕立てることにしました。

 因みにミラーのカラーはブルー・ゴールド・シルバーからの選択になるのですがブルー・ゴールドは見た目が好みではないためシルバーを選択しました。

そしてこのサングラスが先日届いたので早速近隣の川へ行き撮影して来ました。

下画像がアクションコパーの見え方です。
下記は両カラーのスペック

参考:

○ラスターオレンジ         

雑光カット率:95%   可視光線透過率:32%
天候の急変にも暗さを感じさせない鮮明な視界。明るさとコントラスト性能の絶妙なバランスが、動きのあるシーンでも高精度な立体感を実現します。

○アクションコパー

雑光カット率:99% 可視光線透過率30%   

     

    
目への優しさをキープしながらも、高コントラストで奥行きのある視界を実現。様々な動きや変化を捉えるシャープな視界が特徴です。


○アクションコパー実釣インプレッション


さて、このタレックスのアクションコパーとイーズグリーンを持って、早速磯へ出掛けてみた。


実釣においてどのような視界を確保してくれるか楽しみです。


先ずはアクションコパーを掛けてみると全体がブラウンの視界になり眼が慣れるまではブラウン色の景色感の世界であり、トルービュー系に比べると実色とは真反対の景色に映る。


しかし、1分ほどで眼が慣れてくればこの景色感も自然に溶け込んで行く。


目的はコマセの軌道を追う事なのでとこれはこれで良しとする事にしました。


さて、海況はやや濁り潮で裸眼では海面下すら見えないだけに楽しみの思いが広がる。


先ずはコマセを撒きどこまで見えるかテストすると、これがなんと深い棚まで見える。


海水とコマセの見分けがくっきりと出来て正にコントラストの違いで海中深く薄れていくコマセまで良く見える。


足場が高い磯なら沖までコマセ軌道がはっきりと見えるので下潮の強さや向きがわかりやすく、仕掛けをどこに投入するか、何処まで流すか、仕掛けの重さはどのくらいにするかの判断がしやすい。


このコマセ軌道をイーズグリーンで見てみると上層あたりまではそれほど変わりないのだが、その下の層に入り始めてから薄れて行くコマセの見え方の違いがはっきりとわかります。


更に、餌取りの中、色の違うグレを発見しやすいのもありがたい。

ただ、イーズグリーンと掛け比べるとその違いは良くわかるのだ、この日は曇天でもありグレを見分けるには光透過率40%のイーズグリーンがベストと思える。

アクションコパーは光透過率30%だが、ミラー加工したので実質28%程になると言う説明であっただけに曇天時にイーズグリーンと比較すると、その暗さを否めないのは事実です。


面倒であるが、この二本を磯に持っていけば、曇天、晴天どちらでも対応出来、潮観察にはアクションコパー、魚判断にはイーズグリーンがベストチョイスに思えた。


普段使いやドライブ時などでも使えるトルービュースポーツやトルービュー系も良いのだが、釣りに特化した運用で、目的別に用いるなら、コマセ軌道はアクションコパー、緑系の潮ならにイーズグリーン、青系の潮ならマスターブルーなら絶大な威力を発揮してくれることを実感した。


左 裸眼   右 アクションコパー
左 裸眼 右 アクションコパー